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琴子姫VSティアラ姫
琴子VSティアラ更新
ご無沙汰しております、アナスタシア皇国第一皇女琴子です
こうして当ブログで発言するのは、もう1年以上も前になるかと存じますが
今回は私と妹のティアラの起こり得るかもしれない未来を見ていただきたいと、ここに参上致しました
現在は皆様御存知の通り、私達は時を止められ、一時的にたむワールドの住人となっています
御主人様が再び時をお戻しになる時、私達姉妹はいずれ争い合うでしょう
ティアラはティアラの譲れないものがあるし、それは私にとっても同じ事
今回は、なぜ彼女が皇家に弓をひき、反逆を犯す事になるのかが明かされます
私は皇家の長として、彼女にしかるべき処分を下さねばならぬ身ですが、正直なところ嬉しいのです
10にも満たない年に誘拐され、想像を絶する辱めを受けてきたというのに、
あの子は心根の優しい女性に育っていたのですから……
ティアラは私の誇り高き妹です
例え進む道が違っていても……
ティアラ……今いるこの世界では、姉として精一杯の愛情を注いであげる
ただ……時が戻れば、私は必ず私自身の手によって貴女を殺す
貴女の最期を見届ける事が、私に残された唯一の愛情表現だから……



琴子VSティアラ①
一応聞いておくわ姉上、亜人と共存する気はないのね?
ないわ、亜人は一人残らず殲滅する
まだ女に対して罪を犯していない者達も? そもそも罪と言えるか怪しいものだけど
ええ、勿論よ。その方が彼等の為でもある
ふざけないでよ! 勝手に皇家が戦争の道具として生み出しておいて、用が済めばあっさりと処分だなんて!
彼等の為ですって!? 彼等は生きたがってる! 人間の女性に愛されたいと願っている!
もう分かっている筈でしょ? 亜人は人間の女に恋をし、繁殖相手として求める
しかしその逆は到底ありえない
彼等は世の理から外れた存在……ならば滅するしかない
外れた存在ではなく、外されたんでしょうがぁぁぁああああ!!
ティアラ……私だって当事者だったのなら、先祖の蛮行は止めていたわ
遺伝子操作と魔法の掛け合わせによる新たな生物の創造など、人が行う分を過ぎている
しかしもう既に事は起こってしまった……
ならば私達は冷静に状況を判断し、然るべき処置を施さなければならない
先祖の罪を嘆くのは結構だけれど、私達は世界を統べる最大の権力者
罪悪感にかられてとった1つの行動で、人間社会は崩壊するかもしれない
権力者は、祖先が……いえ、例え自分が犯した罪であろうと、
状況においてはそれを棚に上げ、非常な決断を下さなければならない時もある
皇王一人の発言で千も万もの人が死にえるのだから……
それが、権力者の家系に生まれた者の責務よ

琴子VSティアラ②
御高説痛み入るわ姉上
言ってる事は分かる
でもね、彼等を滅するにしても、それまでにやらなければならない事があるでしょう?

治療は不可能だし、可能だとしても行う気はないわ
なん……ですって!?
治療するとなると、どうしても先祖の行いを天下に知られてしまう事になる
そうなると民と皇家への信頼関係は崩壊する
当たり前でしょ、こんな国滅びてしまえばいいんだわ
……貴女、本気で言っているの?
300年前の、あの戦国時代に戻ってもいいと?
……姉上、亜人が自殺するのを見たことある?
自殺……? ……ないわ
私は幼い頃に誘拐されてから、10年以上も犯され続け、辱めを受けてきた
……同情するわ
普通に犯すだけでは物足りなくなってきたのか、奴等は私を亜人にあてがうようになった
亜人達は夢中でこの身を犯し、ありったけの精を私に注いだわ
何十何百と相手をしてきた
もしかしたら千もこえているかもしれない
恐ろしかったわ、下卑た笑いを浮かべながら集団で人間の女を嬲りものにする彼等が
でもね、私はそこで希望に出会った
人間で言うと10歳程になるかしらね、亜人の子だった……
あの子は、大人の亜人達が人間の女に何をしているのかを知らなかった
普通の人間の子供と同じように無邪気に笑い、遊んでとねだるの
それで分った。亜人も元は優しい存在だと
大人になり世の理に否定され、生物としての最低限の喜びすら与えられない事を知り、
絶望して人間の女を襲うようになった
そして、いつしか優しい心も完全に摩耗していったんだってね……
でもそれは当然の権利よ
この世に生まれ落ちた全ての生命は、生まれた瞬間から異性を愛し愛される権利がある
そうよ、理不尽に生み出されたのなら、理不尽な方法で欲を満たす権利がある!
そう、割り切れれば良かったのに……
あの子はある日突然自分の命を絶ったわ
たまたま大人の亜人達が人間の女を輪姦している現場を目撃してね!
あまりのおぞましさ、醜悪さに精神が耐え切れず、そして、いずれ自分が大人になってからは
この光景と同じ事をするんだろうと本能で理解し、絶望に嘆いて己を殺したのよッ!!
優しかったあの子がこの腕の中で冷たくなっていくのを感じた!
あんな事したくないって、もしかしたら私も酷い目にあわされていたんじゃないのかって、
ごめんなさいって……ッ、あの子が罪を犯したわけでもないのに、謝りながら逝ってしまった――ッ!!
……絶対に許せないッ、腐れ先祖共の所業ッ――!
アナスタシア皇家は、私が滅ぼす――ッ!!

感情に支配されるなんて皇族失格ね
貴女の望みが現実になれば、億単位の人命が失われる
支配者は人の命を天秤にかけなければならないの
冷静に、冷酷にね……
世界を統べる者として、私は貴女の反逆を見過ごす事は出来ない
殺しなさいよ! 忌まわしき術で栄えた国を、実の妹の死によって磐石にすればいい!!
……そうさせて貰うわ
――ッ!
……感謝するわティアラ
なに……を?
私ね、たった今、偉そうな事を貴女に言ったけれど、全然非情に成りきれないのよ
甘いの……これまでに処刑しておけばよかったと後悔した事なんか10を楽にこえるし、
もっと早くに裏切っておけばよかったと嘆く事も数知れず……
たぶん足りないのよ……心を修羅にする事が出来る最後の一手がね……
でも、今ようやく手に入りそう……
……姉……上……

琴子VSティアラ③
……来なさいティアラ、貴女を殺して私は非情を手に入れる
実の妹さえこの手にかける事が出来るのなら、私はきっと変われる
貴女の死を……この世界の礎にしてあげるわ――ッ!!
ぐッ――!
姉上ぇぇぇえええええええええええッ――!!!
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